人生後半戦の新おとな学入門

50代60代のためのニューシニア講座 働き方・暮らし方・生き方・学び方・遊び方


命はいつ終わるかわかりません。今日かもしれないし明日かもしれません。命が終わるときに向けての活動を「終活」というのであれば、年齢に関係なくしておくべきでしょう。
特別な終活は必要ない、終活は毎日の暮らしの中で行う


終活を行うよりも生きることに前向きなる


覚悟をもつ

命はいつかは終るという「覚悟」を持つことが最初に行う終活です。覚悟を持った時に誰に頼るか、何に頼るか、それとも自分ひとりで最期を迎えるか、ということが終活の第2段階です。仮に最後の迎え方を決めたところで、そのようになるとは限りません。

終活は娯楽

終活は生きているうちにできる最後の娯楽です。ああしたい、こうしたいと思いを巡らすのは楽しいものです。それは旅の準備をしている時と同じで、旅支度を念入りにすればするほど楽しさよりも不安が募ってきます。終活も同じです。

終活と生き活

生き活とは終活に対して「生きるための活動」です。終活よりも生きるための活動を考えた方が前向きのような気がします。例えばモノを少なくして生きることを考えれば、終活によくあるモノの整理などは最低限で済みます。

生きるために

同じようにして考えるとモノだけではなく、自分が生きることに関わっているコトやヒトについても少なくしていくことがよいのではないでしょうか。死後のモノ・コト・ヒトを思うのであれば、生きることを考えた方がよいと思います。




終活というよりも普段の生活を整理しておく


モノとカネ

そうは言っても死後のモノとカネは自分では後始末はできません。予め始末をつけるか、始末をつけやすいにしておくのがベストです。モノとカネは分散させるのではなくできるだけ少ない所にまとめておきます。特にクレカ・ローン、借地・借家など借り物は整理しておきます。

ヒトとお墓

ヒトとは家族と親類縁者です。相続で権利・義務が発生する血縁者の整理も必要です。相続だけではありません。墓の在り方についても考えておくべきです。少子高齢社会になっている現状を考えれば、孫の世代にまで墓守りを預けることは負担にならないのかということです。

葬儀イベント

葬儀はこうして欲しいと遺しても、必ずしもそうなるとは限りません。例えば、葬儀はしなくてもよいと遺しても、残された者が葬儀ではなく違うイベントを行うかもしれません。内実は違っても家族葬や〇〇を偲ぶ会などが増えるのもわかるような気がします。

デジタル遺品

デジタル遺品とはネット上に遺された故人のデータを指すようですが、パスワードと付くものはすべて形のない遺品です。ときには個人が仮称で登録していることもあります。そのようなことはないように予め仮称の登録は整理し、パスワードで管理されているアカウント類も整理しておくべきです。




終活ビジネスはしばらくは伸びるか過当競争になる


終活ビジネス

終活ビジネスには、自分史・財産目録・相続・連絡先・医療/介護・葬儀/お墓など多岐にわたってビジネスが存在します。またこれらを取りまとめる代行サービス・成年後見人などのビジネスもあります。

有料か無料で配布されているエンディングノートを参考にしてはどうでしょうか。終活セミナーや業者の無料プレゼントはその後も連絡が来るので煩わしいと思う方は止めておきましょう。



遺品整理ビジネス

遺品整理は事務的に行っても量が多い時は時間がかかります。残された者の生活時間を大きく割いて行わなければなりません。そのためにの遺品整理ビジネスがあり、見積もり後に契約となりますが、果たして適正なのかどうかは迷うところです。

可能な限り、生前に自分でシンプルな暮らしを行うようにすれば済むことですので、遺品整理ビジネスには頼らないようにした方がよいと思います。でも、どうしてもというなら・・


成年後見人ビジネス

認知症になったり、体が思うように動かなくなった時には、介護の他に法的な手続きを取ることで財産や法的手続きなどを管理してもらうことが可能になります。手続きは家庭裁判所にて行いますので、所定の書式があります。

もし不安があるのであれば予め調べておくべきです。ちなみに手続きを行ってくれるサービス業者もいます。

参考:後見サイト(東京家庭裁判所)

老後ビジネス

「老後」という年代は何歳からとは言い切れません。自分が健康寿命に達したなと思ったら老後になったと思えばよいでしょう。老後に入ってからが本格的な前述のビジネスのターゲットになります。

ターゲットは本人だけでなく、遺族になる可能性がある年代もです。50代60代が老後ビジネスの青田刈り状態になっているのが現状です。




シンプルに生きることで最低限の終活を


人の一生はビジネスまみれです。ビジネスですのでお金のやりとりが発生します。生まれるのにも死ぬのにもお金がかかる時代です。死んだらお終い、できるだけそうなるように生きるか、死んでも名を遺すよう生きるかは人それぞれです。

様々な終活ビジネスに惑わされないように、自分はどう死にたいかよりも、自分はどう生き抜きたいかを考えるべきではないでしょうか。50代60代は人生後半戦の序盤戦です。70代が中盤戦、80代90代は人生の終盤戦、最後の数ヵ月が最終戦です。

50代60代にできること、それは生き方をシンプルにすることだと思います。どうでしょうか。





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