人生後半戦の新おとな学入門

50代60代のためのニューシニア講座 働き方・暮らし方・生き方・学び方・遊び方


「新おとな学入門」は「新おとな学Ver.2」として新しくなりました。
新しいURLは https://www.snias.com です。
よろしくお願いいたします。


以前は定年退職をすることが楽しみであった。今は定年退職をすることが不安だという。なんとかテクニックで乗り切ろうという方法もあるかもしれないが、本質的なことを考えなければ人生後半戦は楽しみどころか辛い毎日になってしまうだろう。




50代60代は組織の時代で生きてきたが、これからは・・


個の時代とは

数年前から、いやもっと前から言われていたことに「個の時代」という時代表現がある。「個」とは個人のことで、個性を活かすことを指している。個性を活かすのは、日々の生活、仕事、そして生き方にまで及んでいる。

50代60代と個の時代

50代60代にとっては「個の時代」という言葉や個性を生かすという社会的傾向があるのは知っていても、自分自身や自分の周りで個性を活かしながら毎日を送っている人はそれほど多くないと思っているのではないだろうか。

組織の時代

「個の時代」と対照的なのが「組織の時代」である。50代60代では組織というとピラミッド型組織をイメージする人がほとんどだろう。確かに日本の会社を見渡してもピラミッド型組織は今でも多い。ピラミッド型組織では個人は最下層が最も多く、個性を活かすことはなかなかできない。

学校での個性

50代60代にとっては学校でも個性を発揮することは余り認められていなかっただろうし、個性を発揮する場は限られていた。今の学校は教師と生徒という学校制度は変わらないが、個性を重視した教育に傾いている。そして社会に出てからも個性を活かす働き方をする人が多くなってきた。現在では40代がその境界であろうか。




組織で仕事をするときに必要な役割とは


インターネット時代

50代60代でもインターネットがない生活は考えれないという人も多いだろう。インターネットは個人で参加することができるので、個性を活かすことができ「個の時代」には適したツールである。さらにスマホに代表される携帯できるガジェットが増えたことで「個の時代」に拍車をかけている。

3つに役割

「個の時代」が影響するのは「生き方・暮らし方・働き方」があるが、分かりやすい働き方について考えみる。組織で仕事をする時には、管理役・リーダー役・行動役という役割の人で構成され、行動役の人数が多い。管理役は管理者・管理職とは違う。

役割と役目

リーダー役は仕事の目的・目標・計画を明確にし行動役を牽引する。行動役はリーダーの指示に従い現場で仕事を遂行する。管理役はリーダー役が立てた目標と計画を行動役が遂行した結果と比較して最適な行動を取れるようにリーダー役と行動役にアドバイスする。

格好よく言えば、リーダー役はリーダー・管理役はマネージャー・行動役はアクションチームとなり、それぞれの役目を行う。

個の時代の役割

「個の時代」になると1人1役ではなく、1人で3役をこなすことになる。ピラミッド型の組織で働いてきた人にとっては、1人3役の意味を理解できないどころか、1人3役で仕事をすると組織がバラバラになってしまうなどと危惧するかもしれない。また、1人3役ができるなら組織はいらないと思うかもしれない。




個の時代に必要な3つの役割を個人で持つには


セルフマネジメント

セルフマネジメントは自己管理という意味では非常に行儀のいい、組織にとっても都合の良い存在のように思えるが、実際には自己という自分の中には、3つの役割が存在している。リーダー・マネージャー・アクションチームと3つの役割のバランスを取ることがセルフマネジメントなのである。

個と組織との関係は

セルフマネジメントを行える人は、従来のルールとアニュアルで組み立てられた組織マネジメントからははみ出るかもしれない。自分自身で目標と計画を立て、成果に対しても責任をもつのだから、組織のルールとマニュアルに従わないこともある。この場合の個と組織の関係はエンゲージメント(信頼関係・契約関係)となる。

50代60代の個の時代

これを50代60代の人がどのように理解したらよいのかというと、組織とは個人の集まりであり、組織と個人の間には所属という関係はあっても従属という関係ではないということを理解しなければならない。言いかえると従属とは組織や上司の指示に絶対服従することである。

定年後に思い知る時代

「個の時代」は定年後になるとより身に沁みて感じることになる。組織を退職した人にとっては、人間的なつながりはあってももはやリーダーでもマネージャーでも、アクションチームの一員でもない。自分自身でこの3役を担わなければならない。そうしなければ仕事も生活も人生も他人まかせにならざるを得ないのである。




現在では個の時代からさらに先に進んでいる


これからの時代は「個の時代」からさらに進むだろう。それはアクションチームはロボットが行い、マネージャーはAIが行うようになるだろう。そうなるとリーダーになることだけが「個の時代」で生きていくのに必要な役割となる。 

組織のリーダーではなく、自分が自分自身のリーダーになるということである。「自分自身のリーダー?」と思うかもしれない。いくつかの方法があるが、自分の個性を活かすことが最短で自分自身のリーダーになることだと思う。

現にスマホが自分の分身となっている人もいる。スマホがなければコミュニケーションを取ることもできなければ、何か分からないことがあればすぐにググるのは外部脳と同じことだ。これではスマホに使われていると言われても仕方がない。

50代60代は考え方を変えなければならない」と前回の記事に書いた。どう変えなければならないかの1つが「自分自身のリーダーとなる」という考え方である。残りの人生をどのように生きるかは、自分自身のリーダーとなれるかどうかで決まると思う。





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