人生後半戦の新おとな学入門

50代60代のためのニューシニア講座 働き方・暮らし方・生き方・学び方・遊び方


「新おとな学入門」は「新おとな学Ver.2」として新しくなりました。
新しいURLは https://www.snias.com です。
よろしくお願いいたします。


春になると心機一転、何かを変えたい、新しいことを始めたいと考える人も少なくないと思います。人生後半戦になるとマンネリになって、毎年同じ計画を立てるということもあるでしょう。人生後半戦は3つの計画を立てる必要があります。 



現役・引退・老後の3つの計画を立てる


人生100年時代

「人生100年時代」と言われるようになりましたが、自分が100歳まで生きると考えている人はどのくらいいるでしょうか。平成28年の簡易生命表によれば平均寿命は延びているものの、90歳時点での平均余命を加えると男女ともに約95歳となっています。一方で100歳以上の人口も6万7824人(2017/9/15)と増え続けています。

参考:主な年齢の平均余命(厚生労働省)
参考:100歳以上、最多の6万7千人(日本経済新聞)

人生後半戦の計画

人生後半戦は「体・頭・心」の力である「体力・知力・気力」が衰え下り坂になります。下り坂は上昇志向で計画を立てるよりも、現状維持の計画でも実際には上昇志向と同じだけの価値があります。下り坂には下り坂の楽しみ方、計画の立て方があるのです。上り坂と同じように計画を立てることはありません。
人生後半戦の計画
図:人選後半戦の計画 

現役・引退・老後

人生後半戦には3つのステージがあります。「現役・引退・老後」という3つのステージで、現役ステージでは仕事が主で生活が従となっています。引退ステージでは仕事とが主ではなくなりますが、生活が主となる訳でもなく、バランスを取る時期となります。老後ステージは生活が主で仕事が従と割り切ります。

引退ステージの期間

引退ステージには定年退職という大きなイベントがある人も多いと思います。何度も経験することはそうそうありません。配偶者の方の定年退職でも同じです。定年退職後も再雇用という実質的な雇用延長もありますし、また他の仕事への再就職ということも考えられます。退職準備から老後に至るまでを考えると短期間とは言えません。




働き方・暮らし方・健康生活の3つの計画を立てる


働き方の計画

現在の仕事に定年制度がある場合は、定年の1年前くらいには雇用延長の判断をしなければなりません。雇用延長をせずに違う仕事に就く転職を含めて再就職の計画を立てることになります。人生後半戦の再就職の計画は「再計画(リプラン)」となります。現役ステージのキャリアプランからリプランしなければなりません。

暮らし方の計画

働き方が変わると同時に暮らし方も変わります。人生後半戦は「変わること」に対応できずらくなっています。これは配偶者にも同じことが言え、自分の暮らし方も変わる、変えなければいけないと考えたほうがよいでしょう。仕事の働き方が変わると生活の暮らし方も変わる、キャリアプランに対してライフプランもリプランが必要になります。

健康生活の計画

働き方と暮らし方に共通するのが「健康」です。人生を通して健康的な生活を考えるのは同じですが、年を取ること(加齢)が成長ではなく老化となって表れます。特に女性はホルモンのバランスが変わることで健康と美容の両立に注意を払いがちになります。さらに病気に対する抵抗力や回復力も弱くなってきます。これらも含めて健康生活の計画もリプランした方がよいと思います。

老後の計画

人生後半戦の最終計画として老後の計画があります。収入を目的としての働き方をいつまで続けるか、収入がなくなった時の暮らし方をどうするかということも考えなければなりません。老後になってから「老後の計画」を立てても、その日暮らしと同じで計画を立てる意味がありません。綿密・厳密・細密な計画ではなくても、定年退職の時期までにはおぼろげにでも計画を立てておくべきだと思います。




リプランを行うときに考えなければならないこと


働き方のリプラン

現代人の働き方には3つの目的があります。1つめは収入のため、2つめは自己実現のため、3つめが社会貢献のためです。働き方のリプランとはこの3つの目的の割合を変えることです。現役ステージは収入目的が8割でも、引退ステージは4割、老後ステージではゼロと考えることもできます。この割合こそが個々人の環境や状況によって変わるので同一の計画を立てることはできません。

暮らし方のリプラン

暮らし方のリプランを行うためにまず考えなければならないのは、人生後半戦を「誰と暮らすか」ということです。家族がいて当たり前の生活から、家族が少なくなり、やがて「ひとり」になる時間が多くなります。計画を立ててもその通りになるとは限りませんので、複数の計画を立てて対応できるようにしておきます。少なくとも「ひとり」になったときの暮らし方の計画は考えておきましょう。

健康生活のリプラン

健康か健康でないかと、病気か病気でないかは一致しません。人生後半戦ともなれば体に1つや2つ不調な個所があってもおかしくはありません。ただ働くことにも暮らすことにも支障が出るまで気が付かないいうのでは命取りになります。健康管理や病気管理というよりも体調管理をに気を付けるように心がけることが、働き方と暮らし方を考えるときに重要な要素になります。

老後生活のリプラン

老後生活の計画は「終活」とは異なります。「終活」は自分が旅立った後に残された人の負担を少なくするための計画であり活動です。老後ステージは生きていることを楽しむための最終ステージです。老後になってから楽しみを考えても遅いかもしれません。人生後半戦にずっと続けることができる楽しみを1つは作っておきたいものです。それがリプランになろうとニュープランになろうとです。




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定年後の働き方についてアンケートを取ると、「経験と技能を活かしたい、健康のため、時間があるから」という回答が必ずあります。これは言いかえればすべて自分のためですので、一緒に働いている人にとっては迷惑な話になりかねません。過去の経験と技能を伝える仕事であれば別ですが、過去は過去として割り切ることも大切です。

定年後の暮らし方についてアンケートを取ると「旅行をしたい、健康に過ごしたい、趣味を行いたい」という回答があります。自由に使える時間を増やすことができるのでこのように考えるのは当然だと思います。ただ男女で大きな違いが出てきます。男性は夫婦で1人でという割合が多く、女性は友人と一緒にという割合が多くなることです。この違いを理解したほうが人生後半戦は楽しく暮らせます。

人生後半戦の計画に必要なのは「再計画(リプラン)」です。リプランする上での目的・目標から考え直さなければならないこともあります。私は50歳の時にモレスキンの大きめのノートを買いました。年末から正月にかけて1年見開き2ページで目的の確認と目標を書いています。年末に年初の目標に「〇X」を付けるのが楽しみになっています。
人生後半戦を楽しむために「目的・目標・計画」を見直してはいかがでしょうか。





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