人生後半戦の新おとな学入門

50代60代のためのニューシニア講座 働き方・暮らし方・生き方・学び方・遊び方


「新おとな学入門」は「新おとな学Ver.2」として新しくなりました。
新しいURLは https://www.snias.com です。
よろしくお願いいたします。


人生100年時代と言われている昨今、人生後半戦は50年あると考えがちですが、果たして人生後半戦は何年あるのでしょうか。そして、人生後半戦の生き方はどのように働き、どのように暮らしていけばよいのでしょうか。 そして必要なのは・・・



寿命に振り回されることはない、寿命は自分で感じること


平均寿命・平均余命・健康寿命

人生を生存期間と考えると、平均寿命・平均余命・健康寿命という3つの考え方ができます。平均余命とは各年齢における平均寿命で、一般に使われる平均寿命とは0歳の平均余命を指します。健康寿命は「健康上の問題で日常生活が制限なく生活できる期間」ですので客観的な数値ではありません。

参考:主な年齢の平均余命(厚生労働省)

寿命を気にするのはなぜか

このように寿命を気にかけるのは、いつまで生きられるかを知りたいからであり、寿命を知ったからといって、せいぜい健康に気をつけるのが関の山でしょう。健康に気をつけることは、寿命を延すためでも病気にならないようにするためでもなく、年齢に関係なく元気に生きるために行うことです。

参考: 健康をめぐる状況と意識 129ページ(厚生労働省)

いつまで元気でいられるか

実際には「いつまで生きられるか」よりは、「いつまで元気でいられるか」ということではないでしょうか。この場合の「元気」にはいくつかの意味が含まれていると思います。
  • 元気=健康だと感じる
  • 元気=介護を受けずに暮らす
  • 元気=働くことができる
まだまだあると思います。「元気」とは加齢・老化によって「体・頭」が衰えても「心」が弱くならなければ「元気」だと思えます。またたとえ病気を患っていても「元気」な人はたくさんいます。

おじいちゃん・おばあちゃん

一定の年齢になると「おじいちゃん・おばあちゃん」と呼ぶことをしないように、年齢だけで寿命を決めたり、元気かどうかを決めることはできないのです。ところがある一定の年齢になると、老化=不健康(健康保険)、介護=不健康(介護保険)、働けない=定年退職(年金制度)というように社会システムが作られています。まるで社会システムに合わせるために「〇〇寿命」を調査しているかのようにも思えます。




社会システムの中で「自分がどうしたいか」を考える


社会システムの中で生きる

社会システムは「平等」を原則に作られています。個人個人の状況に合わせて社会システムを作ることはできません。また個人は同時に社会人でもあるので、社会システムに合わせて生きていくことになります。社会システムに合わせることは必要ですが、それ以前に「自分がどうしたいか」という考えを持つことも重要です。

社会システムに合わせる

人生後半戦になると社会システムに自分をどう合わせるかではなく、社会システムに自分を従わせる人が多くなってきているように思えます。「自分がどうしたいか」という前に「社会システムがどうか」を先に考えてしまいます。みんなどうしているか、他の人がどうしているかを気にする人が多くなっているのではないでしょうか。

自分がどうしたいかを考える

人生後半戦で最も重要なことは「自分がどうしたいか」を考えることです。その上で「社会ステムにどう合わせるか」を考えます。「自分がどうしたいか」を考えるのは若い頃の話だと思っていてはいけません。若い頃は人生経験も少なかったですし、若い頃に学んだ知識・技能も現在では通用しないことも多いのです。

人生後半戦の最初の一歩は

人生後半戦の最初の一歩は「学び直し」です。「学び直し」と言ってももう一度学校へ行って教育を受ける、勉強し直すということではありません。生活に必要な社会システムの知識をアップデートすることから始まります。注意しなければならないことは、誰でもできる、短期間でできるなどの甘い文句には釣られないようにしましょう。

参考:学び直しについて(文部科学省)

参考:定年後の「学び直し」で大失敗!陥りがちな落とし穴とは
(ダイヤモンドオンライン)


新おとな学


★何を・誰から・なぜ・どのように


何を学ぶか

「学び直し」が必要だ、「学び直し」をしてみたいと思っても、何を学んでよいのかわからないこともあります。「とりあえず」ということで、終活でも始めるかという人もいるでしょう。それよりも、身の回りのこと、特に自分の置かれている社会環境や社会システムについて学ぶことから始めてはどうでしょうか。例えば、健康保険、介護保険、年金などはどうでしょうか。

誰から学ぶか

「誰から学ぶか」というのは教えてくれる人を指しているのではありません。例えば健康保険であれば、健康保険事務所が発行している資料、社会保険労務士などの専門家が著した資料、無料の講座や有料のセミナー、本や雑誌、インターネットなどの媒体から学ぶ方法があります。まずは、用語から学ぶ必要がありますので、公的機関のパンフレットから始め、わからない用語があれば本やインターネットで調べるという手順はどうでしょうか。

なぜ学ぶのか

「学び直し」をするためには目的が必要だと唱える人もいますが、私は必ずしもそうだとは思いません。日常の疑問を学んでいくことで、さらに疑問が発生したり、ある分野に片寄ることがあります。それは興味があることを深堀していく作業です。目的は作業の中から見つかることもあるのです。学校や会社と違って良い成績を取ることが目的ではなく「自分で考える」ことが目的なのです。

どのように学ぶか

前述の無料の講座や有料のセミナー、本や雑誌、インターネットなどの方法も、自分に合った「学び方」でなければすぐに飽きてしまいます。学んだ結果を身につけることも大切ですが、「学び方」を身につけることで「学びたいこと」が変わっても学び続けることができます。学び方の万能の方法としては、やはりインターネットを上手に使うことだと思います。




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インターネットで学ぶということは、インターネットで完結するということではありません。残念ながらインターネットでは有象無象の情報も氾濫していますが、正しい情報も多くあります。正しい情報の見つけ方を知ることもインターネットでの「学び方」の1つです。

じゃあ、その「学び方」とやらを教えて欲しいと思った人は、「インターネット 正しい情報の見つけ方」と検索してみてください。スタートはここからです。検索のために入力する単語は、疑問に思ったこと、普段自分が使っている言葉で構いません。検索結果から該当するものを見つける方法もありますが、別の機会にご紹介します。

なんだそんなことかと思った人は、インターネットでの「学び方」を身につけている人ではないかと思います。インターネットの次の「学び方」を行っているのではないでしょうか。「学び方」は実際に学んで行動に移すことで1つのサイクルが終わります。

人生後半戦の50代60代は「学び直し」から始まります。特に60代の「学び直し」は70代以降の「生き方」にも大きく影響してくると思います。何歳になっても遅いということはありませんが、60代前半までに「学び直し」を始めてみてはいかがでしょうか。




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