人生後半戦の新おとな学入門

50代60代のためのニューシニア講座 働き方・暮らし方・生き方・学び方・遊び方

人生後半戦の新おとな学 Ver.2
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◆学び方は知っている

新おとな世代ならばほとんどの人が学校に通ったことがあるだろう。学校に通ったことがある人は、成績は別にして勉強という行為をしたことがあるだろう。だから学び方は知っていると思う。学校で勉強するのも学び方の一つである。その他にも、部活で、学校以外で学んだことも多いだろう。仕事に就けば日々の業務の中で覚えなければならにことがたくさんあり、研修だ、OJTだとしごかれた人もいると思う。私もその一人だ。

学び方には、人から教えてもらう、本を読んだり何らかの媒体を見たり、自らの研究や発見により学んだりといくつかの方法があげられる。このようにして学んだ事がらを覚えたことが知識となる。知識は他の知識と関係付けて応用することで知恵となる。知識が多ければ物知りと呼ばれ、知識の応用が得意になれば知恵者と呼ばれ、どちらも頭が良いと言われる。ただ頭の悪い人間というのはいない、頭の良さの程度が違うだけだと私は思っている。頭が良いという基準が高いか低いかはあるかもしれないが。


◆何をどのようにして学ぶか?

このように学生時代、社会人時代を経て、学んだことの集大成が今の自分である。学んだことが役に立っていない、役に立つことを学ばなかった、いろいろ言いたいことがあるかもしれない。ただ学ばなければ今の自分は存在しない。もし今から新たに学ぶとすれば、何を学びたいだろうか。 日々の生活や仕事に役に立つことだろうか。それは学ぶと必ず役に立つと言えるだろうか。 もしかすると今までも学ぶ内容ではなく学び方が悪かったのかもしれないのではないだろうか。

どのようにして学ぶかということを考えれば直接学ぶか間接的に学ぶかのどちらかである。今ではインターネットがあるので 音声や画像を通じて 間接的ではあるけれどもより直接に近い形で学ぶこともできる。 新おとな世代には、仕事や生活に追われて学ぶことに専念する時間的余裕がまだない。学ぶ時間が限られている場合は やはり間接的に学ぶことが一番である。そうなると書籍から学ぶことにはなるが、どのような書籍が自分に合っているか、これまた難しい。また読解力という力も必要になってくる。 

◆時間と場所を作る

新おとな世代では、時間がない、場所がない、お金がないと学ぶことができない理由をあげがちである。一番ないのは「やる気」なのだが。やる気を出すためには学ぶ時間と場所を作ることが必要だ。 どのような場所が良いのかは、人それぞれ違うし自分が一番よくわかっているはずだ。私はどちらかと言うと一人の方が集中できるタイプであるが、一人で学ぶことよりも大勢で学ぶことを好む人もいる。 

一人で学んだ方が集中できる人は、周りと遮断できる場所を自分で作らなければならない。物理的、経済的に一人の場所を作ることが難しい人、一人になれる時間を使って、例えば通勤時間であったり、昼休みであったり、早起きして時間を作ることもできる。先ほども書いたがやはり問題になるのは「やる気」である。

◆目的をもって学ぶ

「やる気」を出すには目的を持つことである。学ぶ目的はすぐに言えなくても、将来の目的もしくは目標ならば考えやすいのではないだろうか。もしあるならば将来に役立つことを学んではどうだろうか。将来に役立つことといっても資格や検定をとるようなことばかりではない。興味のあることを一つに絞って学んではどうだろうか。例えば歴史を学んでも将来に役に立つかどうかわからないということではない。これだけ多くの人がいれば、自分と同じ興味を持っている人は必ずいるはずである。 その人たちと情報交換をすることになればコミュニケーションをとることができる。

自分が興味持つことを教える立場になるかもしれない。役に立つということは必ずしも経済的、社会的に役に立つということではなく、自分自身に役に立つということである。役に立つということをもっと小さいことから考えても良いと思う。もちろん誰かの役に立つことができれば、経済的に潤うことができるかもしれないし、社会的にも認められるかもしれない。

◆老いて学べば、則ち死して朽ちず

学ぶということは何も知識を得ることばかりではない。いろいろな知識を得て、知識を組み合わせてみることも学び方の一つである。学び方にはいくつのかの段階がある。 
  • 何に興味を持つか、すでに持っているか 
  • 興味を持っていることについてもっと知識を得たいか 
  • 知識を得る場所と時間を作れるか 
  • 得た知識を他の知識と組み合わせることはできるか 
  • 自分の絵た知識を人に話せるように体系的にまとめているか 
  • 自分の知識を話す相手はいるか 
学校で学ぶということは知識を得てそれを試験で確かめる、これの繰り返しだったと思う。新おとな世代の学び方というのは、将来に役に立つ知識を誰かに伝えることで学び方が完結する。 

少(わか)くして学べば、則(すなわ)ち壮にして為(な)すこと有り。壮にして学べば、則ち老いて衰(おとろ)えず。老(お)いて学べば、則ち死して朽(く)ちず。 
『言志四録(げんししろく)』 佐藤一斎(さとういっさい)

新おとな世代の後の高齢世代を迎える前に学ぶことを身につけることができれば、死ぬまで学ぶことができると私は思っている。学ぶことが楽しいと思える人生にしたいものだ。

(了)



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